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カテゴリー:ガラスの種類・特徴

外からの視線が気になる場所のガラスには、不透明なガラスが用いられることがあります。 そのようなガラスのひとつに「型板ガラス」があります。

本記事では、一般家庭の建具やインテリアにも使用されることの多い型板ガラスの特長や耐用年数について、詳しく解説します。

型板ガラスとは

型板ガラスイメージ

模様の付いたロールと、模様が付いていないロールの間にガラスの生地を流し入れて成型することで、片面にだけデザインや模様を施す「ロールアウト製法」によって作られたガラスのことです。

ガラスの片面にだけ、ザラザラ・ポコポコとした凹凸が付いています。凹凸の付いた面は、室内側に向けて設置されることになります。

刻まれた模様に沿って光が拡散されるため、普通の透明なガラスよりも柔らかい明るさの光が射し込みます。また日光の透過はしますが、模様の凹凸によってガラスの向こう側の様子ははっきり見えず、ぼやけます。

窓は付けたいけど外部からの視線はシャットアウトしたいような場所、例えば玄関や一階の窓、トイレやバスルームなどによく使われています。 また、強度は普通の透明ガラスよりも劣ることになりますので、設置場所が強風や雨粒を受けやすい所の場合は注意が必要です。

型板ガラスの基本的なデザインは、型板ガラスが登場した昭和中期から大きく変わってはいません。

しかし近年、プライバシ―保護と同時にインテリアとしての装飾性やスタイリッシュなデザインを求める消費者が増えたことから、自社独自のデザインや加工を売り出すガラスメーカーも多くなっています。

型板ガラスの大きなメリットは、不透明なため視線を遮ることができるというものですが、それは同時に「閉塞感」をもたらすというデメリットも生みます。 使用する場所の環境をよく考慮して、多少開放感を損なっても後悔しないかどうかを吟味しましょう。

ガラスメーカーが推奨する型板ガラスのおもな用途は、建物の窓や間仕切りとして、また食器棚やテーブルなどインテリアの一部にはめ込むなどがあります。

型板ガラスの特徴

1.厚みのバリエーションは3種類

日本国内で製造されているおもな型板ガラスの厚みの種類は、2mm(薄型)4mm・6mm(厚型)の3種類があります。 設置する場所や用途に合わせて適用されます。

2.デザインの種類は2種類

日本国内で製造されている型板ガラスのデザインのおもな種類は、「霞(かすみ)」と「梨地」の2種類です。 厚みが2mmの薄型ガラスは「梨地」が、厚みが4mm・6mmの厚手ガラスには「霞」が用いられます。

メーカーによっては、これらベーシックなデザインに加えさらにオリジナリティを出したデザインの型板ガラスを製造しています。 また、要望に合わせたデザインを施すオーダーデザインガラスを取り扱っているメーカーもあります。

3.目隠し加工ガラスの中でも、汚れが落ちやすい

バスルームイメージ

型板ガラス以外にも視線を遮ることのできるガラスには「すりガラス」や「フロストガラス」などがありますが、型板ガラスはその中でも最も汚れが落ちやすい目隠しガラスです。

テーブルの天面やバスルームのガラスなど、汚れやすく定期的に清掃したい場所には型板ガラスが適していると言えます。

4.価格が安い

他の目隠しガラスと比較して、霞や梨地などのデザインでは1平米あたりの価格が比較的安いことも特長です。

安さの理由として、型が一定のため製造コストが安価であることや、現在ではデザインが少々古風なものであり人気が低迷していることなども挙げられます。

5.切る・曲げるなどの加工が容易

型板ガラスは、カットするのも容易です。 メーカーによっては、希望のサイズにカットした型板ガラスをオーダーで販売しています。

しかし、ガラスカッターという工具さえあれば素人でも簡単にカットできます。 カットする際には、模様のついた凸凹面ではなく、ツルツルした普通のガラス面から刃を入れてカットします。

DIYや日曜大工で加工するガラスとしては、とても扱いやすいガラスです。 しかし切りやすいということは、防犯面でも気を遣わなければならないガラスだということになります。 防犯シャッターや防犯アラームなど、型板ガラスを窓として設置する場合はこれらを併せて取り付けることも検討したいですね。

また型板ガラスは、曲線加工することも可能です。 曲線加工では、金属製の型にガラスを乗せて熱加工することで型に沿った曲線を作り出します。 インテリアや建具の一部として曲げたガラスを使用したい時も、型板ガラスならはめ込むことができます。 もちろん曲線加工は素人では危険なので、メーカーや専門業者に依頼して加工して下さいね。

6.水に濡れた場合の透過率に注意

濡れイメージ

おもにバスルームで使用する場合など、凹凸面に水分が多量に付着してしまうと、外からもガラスの内側が透けて見えやすい状況になります。

普通の透明なガラスのようにくっきりと見えるようになるわけではありませんが、不用意に水をかけないように注意しましょう。

型板ガラスの耐用年数

目隠しやインテリアのアクセントとして型板ガラスを取り入れたいと思っても、真っ先に気になるのは耐用年数や寿命かもしれません。

一般的に、板ガラスには明確な耐用年数の基準はありません。 しかし多くのガラスメーカーが製品の保証期間を10年前後に定めていることからすると、その倍の20年程度は問題無く使用できるとも読み取れます。

型板ガラスの耐用年数も、一定の年数が定められているわけではありません。 型板ガラスの場合は形状が特殊なため、使用する場所の条件や汚れの付き方次第で、大きく異なることになります。

例えばバスルームや日当たりの良い場所の窓など、型板ガラスの両面で水分の付着と乾燥が頻繁に繰り返される場所で使用すると、ガラス表面の成分と大気中の成分が反応してガラスが白く濁ってしまいます。

また湿気の多い場所に取りつけた型板ガラスは、凹凸面にカビやコケが付着しやすくなるだけでなく、裏面の銀膜にも化学反応が起こって黒ずみやすくなります。

このように型板ガラスに付いてしまった汚れは、強くこするか研磨するしか取り除く方法はなく、場合によってはスッキリとは取れなくなる場合もあります。

そして、強い力を入れて清掃する度にガラスは少しずつ傷んでいきます。

型板ガラスには替え時の目安はありませんが、このように傷みや圧力が少しずつ重なることでひび割れを起こすことや、清掃しても取れないようなひどい曇りや変色が見られるようになる場合があります。

このような事象が起こったら、速やかに交換した方が良いでしょう。 また季節による温度差が激しい地域や、冬の寒さが厳しく暖房した室内と外気温の差が著しいような地域では、そうでない地域と比較して型板ガラスに大きな負担がかかるでしょう。

限界まで持ちこたえた型板ガラスは、ふとした拍子に突然粉々になる可能性もあります。 清掃などの際によくガラス面を見て、亀裂や腐食が生じていないかを確認するようにしましょう。

まとめ

目隠しガラスイメージ

型板ガラスは、目隠しガラスとしては比較的安価な種類のガラスです。 デザインやサイズを選べる、オーダーメイド型板ガラスのサービスもあります。 手入れの仕方や使用する環境・気候次第で耐用年数は大きく異なり、数十年もつものもあれば10年ともたない場合もあります。 定期的な清掃と点検によって、型板ガラスのコンディションを把握しておくことが大切です。

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