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カテゴリー:鏡の手入れ・メンテナンス

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浴室や洗面室などのクリアミラーに水垢がたまって曇ってしまったことはありませんか? 一度水垢がついて白く曇ったミラーを掃除しようとしてもなかなか綺麗に除去できません。 ここでは「曇る前にしておく対処方法」や「白く曇ったクリアミラーの水垢を除去する方法」について詳しく解説します。 綺麗なクリアミラーを維持することは毎日のモチベーションアップにも繋がるため、対処方法を身につけて今日から実践してみましょう!

クリアミラーとは

クリアミラーのイメージ

クリアミラーと聞くと「特殊な鏡なの?」と感じられますが、これは一般的に流通している鏡をいいます。たとえば、家庭の姿見、洋服店の鏡、ダンススタジオやバレエ教室の鏡など多くの場所でクリアミラーが使用されています。

クリアミラーとは一般的な透明ガラス(フロートガラス)を鏡にしたもので、やや緑がかった色味を持つのが特徴です。

対象物がやや緑がかって見えることから、鏡で見ているものを実際に目で見ると、実際とは異なって見えるという方も多いでしょう。 女性の場合は鏡でバランス良く化粧をしたとしても、実際には厚化粧となってしまう場合もあるので注意が必要です。化粧など細かな色味をチェックするシーンでは、鏡を通して見た際に「少し薄いかな」と感じる程度に調節しておくのがおすすめです。

また、クリアミラーは色味のほかにも以下のような特徴があります。

  • 平面性能に優れている
  • 価格が安い
  • カットなどの加工がしやすい

上記の特徴から、インテリアショップや洋服店など多くの店舗ではクリアミラーが使われています。

そのほか、一般家庭で使用されるクリアミラーとしては浴室や洗面台などが挙げられます。

しかし、クリアミラーの裏面は湿気に弱い性質を持つため、洗面室や浴室などの水回りに使用する場合は早いと半年ほどで端部から黒ずみや腐食が見られる場合があります。

通常のミラーは表面に加工(銀膜+銅膜+特殊塗料コーティング)が施されていますが端部の境目は保護されていない場合が多いため、湿気による腐食が進行しやすくなっているようです。

このようなことから、防錆加工がされていないクリアミラーは主に室内用、浴室や洗面台などの水回りでは何らかの加工をした専用のクリアミラーが使用されるなどのケースが一般的です。

クリアミラーでよく使われる厚みは?

クリアミラーで使用されやすい厚みにはいくつかの種類がありますが、用途によってさまざまです。 一般的には5mmの厚みが主流で、市場の90%以上のシェア率を誇っています。

また、産業用などでは1mm、2mm、3mmといった薄めの鏡や、厚板ミラーという6mm~19mmの厚さのものまで存在します。

クリアミラーを綺麗に保つ方法

掃除のイメージ

浴室や洗面室のミラーなどは水に触れる場所なので一番水垢がつきやすい場所です。 曇ってしまう前に対処をすることで結果的に手間を省くことにも繋がります。以下では、クリアミラーを曇らないようにするポイントをまとめました。

鏡に付着したシャンプーなどはしっかりと洗い流す

水垢の原因の一つとして石鹸やシャンプーなどの泡をそのまま放置していることが考えられます。シャンプーなどの洗剤にはカルシウムやマグネシウムが含まれています。

この2つの成分は鏡の表面に付着することで頑固な水垢を発生させるため注意しましょう。 これらをしっかりと洗い流すことが落ちにくい水垢を予防する方法です。「汚れが付いたら洗い流す」という意識を持っておきましょう。

鏡に水分が残らないようにする

最も重要な点は、水分を残さないことです。シャンプーなどの泡を洗い流しても、水道水にはカルシウムやケイ素などさまざまな成分が含まれています。

この成分が水分の蒸発後に残ったものがうろこ状の水垢です。 頑固な水垢を発生させないためにもゴム状のワイパーなどを使って毎日水滴を取り除きましょう。このひと手間が「継続して綺麗な状態」を保てることに繋がります。

撥水剤などを使ってコーティングをする

あまり知られていないことですが、市販されている撥水剤を使うと鏡をコーティングできます。数百円程度で購入できるためコストパフォーマンスも高く、水垢の掃除をすることを考えたら浴室清掃の効率も格段に上がると言えるでしょう。 水分やシャンプーなどの汚れも防ぐことができるので、水垢が付着して取り除けなくなる前に撥水剤を使用し水垢を防止しましょう。

入浴後や洗顔後など水滴がついたらタオルやワイパーなどで取り除けばいいだけなのでほとんど手間はかかりません。 うろこ状の水垢が何層にも重なってしまう前に上記の対処方法をしっかりと行うことがポイントです。

クリアミラーの水垢の掃除のテクニック

掃除のイメージ

ついつい掃除をさぼって水垢がついてしまったり、すでに水垢があるけど取りきれないなどの悩みを抱えている方も多いでしょう。 水垢ができないように日々手入れをしていれば問題はありませんが完璧な状態を維持するのは案外難しいことと言えます。以下では、どうすれば効率良く水垢を落とせるのかをまとめました。

軽度な水垢はお酢やクエン酸水を使用する

軽度な水垢であればお酢やクエン酸水、またはクレンザーなどでも落とすことが可能です。あくまで何層にもなっていない水垢を前提としているので、放置していた水垢には対応しきれない可能性もあります。

お酢やクエン酸などを雑巾などに含ませてミラーを拭いてみましょう。 それでも落ちない場合はティッシュなどに染み込ませ、ミラーに貼り付けしばらく放置してみるのがおすすめです。その後雑巾などで拭き取り、水垢が取れていれば成功です。

酸性の洗剤を使用する

物理的に落とすのではなく水垢を中和させて落とす方法で、確実性の高い清掃方法です。あまり見かけないものですが、ご家庭に酸性の洗剤がある場合は試してみるのがおすすめです。

歯磨き粉を使用する

歯磨き粉には研磨剤が含まれているものが多く、その研磨剤を利用して水垢を取り除く方法です。雑巾などに歯磨き粉をつけミラーを拭くことで物理的に落とします。 注意点として強く拭きすぎるとミラー自体に傷をつけてしまう可能性があるので、十分注意して実践しましょう。

上記の方法でも水垢が取れない場合はかなり頑固な水垢と言えます。 また、水道水に含まれるケイ酸塩が蒸発したシリカスケールと呼ばれるものは科学的な結合力が強く、非常に硬い水垢です。 これは酸などの薬品への耐性も強いため、お酢やクエン酸水、酸性の洗剤などでは中和させることができません。

そこで活用できるのが、「鏡用のダイヤモンドパッド」です。 これは水垢を取り除くのに一番有効と言われている研磨パッドです。ダイヤモンドのモース硬度(摩擦などに対する強度)は非常に硬いことでも知られているため、頑固な水垢も効率よく落とすことができるでしょう。

ダイヤモンドパッドはクッション材のウレタン面に人工ダイヤモンドを配合して作られたもので、鏡に傷がつきにくく水垢だけを取り除いてくれる優れものです。

ただし、ダイヤモンドパッドはミラーよりも非常に硬いため、見えない程度の傷が入ってしまう場合があります。水垢が取れたからといって傷を放置してしまうと細かい傷面に汚れや水垢が付着してしまうため、使用後は浴室用のコーティング剤を使うなどの対策を採りましょう。

また、コーティングされた既製品などのミラーにはダイヤモンドパッドが使用できないため、使用時は浴室の注意や製品の取扱い方法を確認しておくのが欠かせません。

まとめ

洗面所

今回ご紹介した掃除方法を試しても取り除けない水垢などは、個人で取り除くのは困難と言えます。万が一取り除けない場合は無理に研磨するのではなく、クリーニング業者に依頼するのがおすすめです。最後に、クリアミラーについてのポイントをおさらいしましょう。

  • クリアミラーは緑かがっていて実際の色味とは異なる
  • クリアミラーの厚みは一般的に5mmの厚みのものを使用している
  • 店舗や家庭など、クリアミラーは多くの場所で使用されている
  • 鏡を綺麗に保つには、入浴後や洗顔後にしっかりと汚れ、水分を拭き取るのが大切
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