カテゴリー:ガラスの手入れ・メンテナンス
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窓ガラスは、雨や風などから家とそこに住む人を守ってくれる大切なものです。 ガラスが割れたら、破片が飛び散って危険な上に、割れた箇所の修理をしなければなりません。
その場合、自分で何かできるのでしょうか。 それとも、業者へ依頼したほうがいいのでしょうか。
ここでは、ガラスが割れたらどんなことに注意すればいいのかを見ていきます。
ガラスが割れたときの対処法
ガラスは衝撃に弱く、すぐにヒビがはいったり割れたりするものです。 こういったガラスのトラブルは突然起こることが多いので、その時になってあわてることも少なくありません。 しかも、ガラスは鋭利に割れることが多く、うっかり素手で触ると怪我をしますし、小さな破片が思わぬ場所にまで飛び散って大変危険です。
では、ガラスが割れたときは、どんなことに注意すればいいのでしょうか。 まず考えなければならないのは、家の中のガラスは窓ガラスだけではないということです。 最近では、家具やインテリアなどにも多くのガラスが使われています。 これらのガラスが割れると、窓ガラスとはまた違った危険があります。
特に、テーブルトップや棚板用の大きなガラスが割れた場合は、とても危ないので注意しなければなりません。 もしガラスが割れたら、次の3つの手順で処理しましょう。
家族を怪我から守る
割れたガラスを踏んだり触ったりして怪我をすることがないように、子供やペットを遠ざけてください。 割れたガラスを処理するときは、怪我をしないように靴下やスリッパを履き、手には必ず軍手をはめて作業してください。 服装も、長袖長ズボンで行ったほうが安全です。 できるだけ露出部分をなくすことが、作業中に怪我をしないためのポイントです。
割れたガラスを集める
割れたガラスは、大きな破片から集めましょう。 大きな破片を拾ったら、残った小さな破片は掃除機で吸うか、濡れ雑巾で拭き取ったり、粘着テープを使って集めてください。 もちろん、使った濡れ雑巾はそのまま捨てましょう。 いくら洗っても、目に見えない破片が残っていて怪我のもとになるため、間違っても、洗ってまた使おうなどと考えないでください。
後始末をする
破片を集めたら、新聞紙などで厚くくるみ、さらにダンボールへ入れて、「割れガラス」などと書いて中身がわかるようにしておきましょう。 窓やドアのガラスが割れた場合は、その部分に段ボールなどを当てて応急処置をします。 新しいガラスをはめ込むのは、自分でできるならそれでもいいのですが、通常は業者へ依頼して修理してもらうほうが無難です。 といっても、窓やドアにガラスがないまま、長時間放置するのは防犯上問題がありますので、インターネットなどを使い、すぐに駆けつけてくれる業者を探して修理を依頼するようにしましょう。
自分で修理するには
業者へ依頼してもすぐに来てくれない場合は、自分で応急処置をすることになります。
ガラスの破損といってもひび割れ程度なら、応急処置用のシールを貼れば大丈夫です。 このシールは、ガラスが割れて欠けた部分に貼って、応急的に穴をふさぐこともできます。 ガラスが割れたときのために、あらかじめ応急処置用シールを買っておくといいでしょう。 もしこのようなシールがなければ、普通のセロテープでもかまいません。
しかし、ドアや窓のガラスが大きく破損した場合は、やはりすみやかに業者へ依頼して、到着を待つことになります。
割れたガラスは思った以上に危険
割れたガラスは、思った以上に遠くまで飛び散るものです。 破片を全部集めたつもりでも、必ずどこかに残っていると思ったほうがいいでしょう。
ですから、小さなお子さんがいる家は特に注意が必要です。 ガラスの破片を一度全て探し終わったあと、さらにまた探し、間違ってもお子さんが口に入れたりしないように気をつけてください。
また、普通のガラスは割れると非常に鋭利で、素手で触ると必ずといっていいほど怪我をします。 ガラスを拾うときは必ず軍手をして、作業後はその軍手ごと捨てましょう。 軍手に小さな破片が残っていると、次に使った人が怪我をすることになりますので、間違っても軍手を洗ってまた使おうなどと考えないことです。
まとめ
ガラスが割れたら、まず破片を拾い集める必要がありますが、破片は思わぬところまで飛んでいくものと考えてください。
ガラスの破片は非常に鋭利なので、絶対に素手で触らないようにしましょう。 ドアのガラスや窓ガラスが割れた場合は防犯上もそのままにできないので、すぐに業者を呼んで修理してもらいましょう。
簡単なひび割れ程度なら素人でも修理できますが、十分に注意して行ってください。