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カテゴリー:ガラスの交換・修理

目次

窓ガラスの寿命は何年か、考えたことはありますか。「ガラスは半永久的」とも言われますが、実際の耐用年数はどのくらいなのでしょう。 できるだけ長持ちさせたいものですが、住まいの状況によっては思い切って窓ガラスを交換するという選択肢もあります。 我が家でより快適に過ごすために、窓ガラスの交換のタイミングについて考えてみましょう。

窓ガラスの耐用年数

窓ガラスイメージ

無機物であるガラスは、経年劣化しないとされています。たとえば有機物である植物は、やがて枯れて土に帰ります。木の板も放置すれば腐っていきます。

ガラスは、石をぶつければ割れてしまいますが、それ自体を何年も放置しても自ら腐ることはありません。そういう意味では半永久的であり、寿命は長いと言えます。

明治や大正時代の建築物に、当時の窓ガラスがそのままはめ込まれているものがあります。100年たっても窓ガラスは存在しているということになります。 繊細さをあらわす「ガラスのハート」という言葉もありますが、実はガラスは頑丈です。 だからこそガラス張りの高層ビルというものも存在するわけですね。

ただし「半永久的」ということは、完全に永久的ではありません。 表面に傷が付けば強度が落ち、強い衝撃を受ければ粉々に割れてしまいます。割れてしまう要因はいくつかあります。

  • 生き物や物体が衝突する
  • 地震の揺れなど、天災による変形
  • 日射しなどによる熱割れ
  • 火災などによる割れ

このような外的な衝撃を受けなければガラスは存在し続けますが、「窓ガラスの寿命」として考えると状況は変わります。 窓ガラスは、窓枠であるサッシと、ガラスとサッシをつなぎ合わせるゴムパッキンによって構成されます。 サッシとゴムパッキンは、ガラスより早く劣化する可能性があります。 特にゴムは風雨にさらされてもろくなりやすく、カビが生えやすいという短所があります。

また、住宅もビルも建物には寿命があります。一般的な住宅であれば数十年というところでしょう。 そして窓ガラス自体も、周囲から何らかの影響を受け続けます。 割れることはなくとも汚れや傷は付いてしまいます。 ガラスの耐用年数は長いとはいえ、できた当時のきれいな状態を永遠に保つことは難しいのです。

窓ガラスの経年劣化

整理すると「ガラスの寿命は長いが経年劣化はする」と言えそうです。具体的にはどんな劣化が見られるのでしょう?

長く暮らしてきた家のガラスをよく見ると、表面が白く浮き上がっていることがあります。

ウロコのような模様にも見えます。これは汚れではなく「アルカリ溶出」という現象である可能性が高いです。 時間の経過によって、ガラスの中に含まれるアルカリ成分が表面に出てくるのです。

経年劣化の一種といえますが、これは洗えば取れるものなので、通常の窓掃除と同じく、布で拭き取ることができます。 ちなみに、アルカリ成分が含まれない「無アルカリガラス」も存在します。 これは液晶テレビなどによくつかわれています。

窓ガラス交換のタイミング

交換イメージ

時の流れで劣化する窓ガラスは、交換する必要があるのでしょうか?あるとしたら、最適な交換タイミングはいつでしょうか?

はっきり言えるのは「窓ガラス本来の役割を果たせなくなった時」が、交換する時だということです。

例えば店舗で、客に外の景色を見せたり、通行人に室内の様子を見せたりする意味を持つガラスなら、透明感がなくなったら役割を果たせないと言えます。

長い間風雨にさらされ、洗っても落ちないほど汚れがこびりつくこともあります。 アルカリ溶出が悪化する場合もあるでしょう。

外からの衝撃で割れた場合は、すぐに窓ガラスを交換します。 しかし、ヒビが入っただけの場合、「大丈夫だろう」と、そのままにしておく例は多いでしょう。 ヒビが入っていると通常より割れやすくなるので危険です。 風や雨が侵入する可能性もあるので、放っておかず、早めに交換しましょう。

ガラス本体は問題なくても、窓枠に問題が出てくることもあります。 窓の開け閉めがスムーズにできなくなったら、劣化しているサインです。

また、鍵がかかりにくくなったときも早めに対応しましょう。 実は、窃盗犯の侵入経路として最も多いのは窓です。鍵が閉められていない窓を見つけて犯罪者は侵入します。防犯上、危険ですので早めに取り替えましょう。

このような“劣化”の他に、生活環境の“変化”に合わせて、「窓ガラスの種類を変える」という方法が現れる場合もあります。

例えば子供が生まれた時や楽器を始めた時は、近所への音漏れに気を使います。 そんな時、防音効果が高い窓ガラスに交換するという選択肢が出てくるのです。

あるいは、遮熱性と断熱性に優れたガラスに交換すれば、夏の暑さや冬の寒さを和らげることも可能です。 さらに二重窓にすれば、断熱性も防音性も高まり、防犯性も高めることができます。

あなたの周囲で以下のような変化があらわれたら交換タイミングと考え、新しい窓ガラスに変えることを検討することをおすすめします。

  1. 窓掃除をしても、きれいにならなかった時
  2. ガラスにひびが入った時
  3. 窓枠や鍵が開かなくなった時
  4. 環境が変わり、ガラスの種類を変えたい時

ガラス交換にかかる費用・時間

いざガラスを交換することになった時、最初に考えるのは費用と時間ですね。

これは専門業者の中でも違いがあります。 交換するガラスの大きさや種類によっても変わってきます。法外な値段を請求する業者も存在しますので、慎重に選ぶべきです。 まずは相場がどうなっているのか知っておきましょう。

  • 費用

リフォームとして窓を丸ごと変える場合、「110,000円~230,000円」程度かかります。 細かく見ていくと小窓で「110,000円~150,000円」、中窓で「130,000円~170,000円」、大窓で「170,000円~270,000円」になります。

壊れたガラスを1枚だけ変える場合は費用を抑えられます。一般的な透明ガラスの交換で「10,000円~15,000円」というのが平均的な価格です。中には「8,000円から」という業者もあります。

特殊なガラスの場合、値段は高くなります。網ガラスなら「20,000円」。防犯用の強化ガラスでは「30,000円」ほどになります。

どの種類のガラスでも、大きさや厚みで価格は変わります。 当然ながら大きくなるほど、厚くなるほど価格が上がっていきます。

  • 時間

窓ガラスを外したまま何日も放置されたら、生活がままなりません。迅速かつ丁寧に対応する企業を選びましょう。

窓ガラスが割れた緊急事態であれば、最短20分で駆けつけ約1時間で処置を終えるという業者もあります。 一般的なガラスであれば、交換にかかる時間は1枚当たり最短20~30分が相場です。 これも種類や大きさ、枚数によって時間が増えていきます。

リフォームとして窓を交換する場合も、最短1時間からで、その日のうちに工事は完了します。リフォームの場合は、工事の前の事前の打ち合わせが必要になります。

リフォームか緊急事態か、自分の目的を把握して業者を選びましょう。時間が許す範囲で、いくつかの業者を比較することをおすすめします。

まとめ

窓ガラス交換イメージ

同じ窓辺でもカーテンを交換するのとは違い、窓ガラスを交換することは簡単に決められることではありません。

しかし経年劣化を放置すると、ガラスが割れやすくなり生活に支障が出る恐れもあります。それにいつも目にする窓ガラスは、きれいであって欲しいですね。

防音効果や断熱効果のある窓ガラスに変えることで、悩みが解決することもあるでしょう。 よく考えた上で、あなた自身が「今が変え時!」と思った瞬間が、窓ガラスの交換のベストタイミングかもしれません。

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