カテゴリー:ガラスの交換・修理
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みなさんは、泥棒が侵入する手口をご存知でしょうか。 泥棒が侵入する手口を知ることで、どうすれば泥棒の被害に遭わなくて済むかがわかります。
泥棒は、窓から侵入するケースが半数以上だといわれています。 ですから、泥棒の被害を防ぐには、玄関や勝手口を施錠するのと同様に、窓の防犯対策も厳重にしなければなりません。
泥棒が窓を破る3つの方法
泥棒は窓から侵入することが多いのですが、ではどうやって窓を破るのでしょうか。 バットなどで強引にガラスを破って侵入するのでしょうか。 そういったケースもないわけではありませんが、多くの場合、強引にガラスを破って侵入することはありません。 そんなことをすれば、音で気づかれる可能性が高くなるからです。
泥棒が使う窓破りの方法は、大きく分けて3通りあります。
1.三角割り(こじ破り)
窓から侵入する泥棒の被害で、一番多い件数がこの方法です。 その方法は、まずマイナスドライバーを窓枠とガラスの間に差し込みます。 こうすると、ドライバーを差し込んだ部分にひび割れができます。 これを数箇所で繰り返すと、窓ガラスは簡単に割れてしまいます。 この方法の場合、あまり音を立てずに割ることができるので、泥棒にとっては都合がいいガラス破りの方法です。
2.打ち破り
ハンマーなどでガラスを叩いて割る方法です。 一撃で割れるので、素早く侵入するには都合がいいのですが、大きな音がするので静かな住宅地などではまず使われません。 しかし、線路沿いや工場地帯など、普段から雑音の多い場所なら、音をごまかせるのでこの手口で侵入することもあります。
3.焼き破り
ガラスを熱して割る方法です。 ガラスは意外と熱に弱く、バーナーの炎を当てれば、普通の板ガラスならば10秒くらいで割れてしまいます。 バーナーがなくても、大型のライターがあれば、同様にガラスを熱して割ることができます。 さらに、焼き破りでは大きな音もしないため、周囲に気づかれにくく泥棒にとっては好都合なのです。
窓からの侵入を防ぐには
一戸建て住宅の場合、空き巣被害の半数以上が窓からの侵入です。 玄関やベランダ、台所、風呂場、トイレなど、あらゆる窓から泥棒は侵入します。 周囲から見えにくい場所にある窓は、特に注意が必要です。
風呂場やトイレなど、格子がついていれば侵入されにくいと思われがちですが、これらの多くはドライバー1本で簡単に外されてしまいます。 また、高い場所にある窓なら安心というわけでもありません。 泥棒は、木や電柱があれば、それを利用して伝い登ってくるからです。
窓のそばに足場になるようなものを置かないようにするのも、泥棒の侵入を防ぐためには重要です。 梯子や塀、空調機器、物置や自転車など、あらゆるものが泥棒の侵入を助ける足場となりますから、泥棒の被害をなくすには、こういったことに配慮しなければなりません。
泥棒を窓に近づけないためには、窓の下に砂利など踏むと音のするものを敷くのも効果的です。 また、窓の下にトタン板を置くのも、その上を歩くと音がするので、泥棒除けになります。 泥棒を窓から侵入させないためには、泥棒を窓に近づけないことが重要なのです。
泥棒に狙われやすい窓と防犯対策
泥棒の目線に立ってみると、どういう窓が狙われやすいかがわかってきます。 雨戸やシャッターや面格子のない窓は、泥棒が入りやすい窓です。 道路や隣家から見通しが悪い場所にある窓も、泥棒が入るのに好都合です。 また、植え込みやフェンスなどで外部から見えにくい窓も同様です。
泥棒除けにはガラス破り対策が重要ですが、中でも特に「窓ガラスを強化する」ことと、「窓に近づく泥棒を検知する」ことがポイントとなります。 窓ガラスを強化すれば、そこを突破するのに時間がかかるので、多くの泥棒が手をつける前にあきらめます。 泥棒除けには、防犯ガラスを取り付けるのが有効ですが、防音ガラスや断熱ガラスなどでも、普通の窓より構造が頑丈なため、破るのに時間がかかるので泥棒除けとして役立ちます。
このほか、窓に面格子をつけたり、補助錠をつけるのも、侵入に余分な時間がかかるので泥棒が敬遠します。 また、防犯フィルムを貼ったガラスは割れにくいので、これも泥棒除けになります。 防犯フィルムは安価なので、ぜひ貼っておくといいでしょう。
窓に近づく泥棒を検知するには、窓に開閉検知センサーを取り付けるのが有効です。 侵入者を検知すると、ベルを鳴らして威嚇し泥棒を撃退できます。
まとめ
泥棒被害の半数以上が、窓からの侵入です。 泥棒は音を立てずに窓を破って侵入します。
泥棒を窓に近づけないことが、泥棒被害から守るために有効です。 窓からの侵入を助けるような、足場になるものを近くに置かないようにしましょう。
また、窓の下に砂利を敷いたり、トタン板を置くのも、歩くたびに音がするので泥棒除けとして使えます。 窓に面格子をつけたり、補助錠や防犯フィルムを貼るのもおすすめです。 少し費用はかかりますが、窓の開閉を検知してベルを鳴らす装置も、泥棒除けとして役に立ちます。